大作が軒並み公開後ろ倒しに。
ワーナー・ブラザーズは『DUNE/デューン 砂の惑星』の続編、『デューン 砂の惑星 PART2』の公開を後ろ倒しすると発表しました。
もともと2023年11月公開予定でしたが、2024年3月15日に変更となりました。
他の作品も公開日変更に
Hollywood Reporterによると、同じくワーナー・ブラザーズ制作の『ゴジラ×コング:ザ・ニュー・エンパイア』も後ろ倒しで変更されています。
もともとこちらはデューンの新しい公開日3月15日と同じ日で設定されていましたが、2024年4月12日公開予定となりました。
この後ろ倒しにより、ロード・オブ・ザ・リングのスピンオフアニメ映画『ロード・オブ・ザ・リング:ロヒアリムの戦い』も2024年4月12日公開から、2024年12月13日公開へと変更されています。
ワーナー・ブラザーズは他にも、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(12月15日公開予定)、DCコミックスの『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム 』(12月20日公開予定)、『カラー・パープル』(12月25日公開予定)と大作のリリースが続々とありますが、この3本については公開の変更は発表されていません。
公開日延期はストライキの影響
デューンの公開後ろ倒しには、現在ハリウッドで行なわれている全米脚本家協会(WGA)とSAG-AFTRAのストライキが影響しているのは間違いないようです。
デューン2の主演俳優陣が映画の宣伝を行なえない状況だと、興行収入が損なわれる可能性があると懸念しての公開日変更だと考えられています。
俳優の映画宣伝の参加は、SAG-AFTRAのストライキガイドラインで禁止されている仕事のひとつなんです。
ハリウッドのスタジオのアナリストの分析によると、俳優たちが映画の宣伝に参加できない場合、予想興行収入の最大15%を失う可能性があるとのこと。
ヒットが期待される映画の公開を遅らせて、映画ファンがストライキのせいで映画が見れない!と不満を持たせるためのワーナーの戦略なのかもしれません。
でも映画ファンとしては、作り手が納得する提案で平和的解決をしてもらって、いい映画を見せてくれたらいいなというのが本音ですよね。