まだまだスーパーヒーロー系強し? 2023年の新作映画動向はこうなる!

  • 5,875

  • author Germain Lussier - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岩田リョウコ
  • X
  • Facebook
  • LINE
  • はてな
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …
まだまだスーパーヒーロー系強し? 2023年の新作映画動向はこうなる!
Image: FilmIsNow Movie Trailers International / YouTube

海外映画好きの皆さん、どう思います?

2022年の振り返り

2022年の興行収入トップの映画の10作品のうち、9作品が続編映画5作品がスーパーヒーロー系。続編とスーパーヒーロー系がトップを占める2022年の映画、映画ファンとしてはちょっぴりさびしい気分になる結果ともいえます。映画館へ見に行く映画は、やっぱりお金のかかっている大作が多いというのがわかります。でも、お金のかかっている有名映画でも、あまり興行収入をあげられなかった映画も結構ありました。『トイ・ストーリー』のスピンオフ『バズ・ライトイヤー』は1億1830万ドル(約156億円)、『ハリー・ポッター』シリーズの『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は9585万ドル(約127億円)。コロナの影響もあって映画館へ行く人が減り、自宅で見るストリーミングサービスが充実し始めたことで、映画館で見る映画での収益はもっと減っていってしまうんでしょうか? 2023年の映画動向はどうなるのか、見ていきましょう。

2023年、どんな映画が公開される?

  • 映画館で見たいと思わせてくれそうな映画がいくつか出てきます。マーベル・スタジオが3つ、DCが4つ、スパイダーマンがテーマの映画が2つに、『インディ・ジョーンズ』、『トランスフォーマー』、『ミッション:インポッシブル』、『ワイルド・スピード』、『スーパーマリオ』の実写化、『リトルマーメード』の実写化、『バービー』の実写化、あとはホラー、コメディなどなど結構盛りだくさんです。
  • フランチャイズ系ではないビッグネームの監督たちの映画もリリースされます。マーティン・スコセッシ、宮崎駿、クリストファー・ノーラン、ウェス・アンダーソン、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、スティーヴン・ソダーバーグ、M・ナイト・シャマランなど、錚々たる監督たちの作品が公開予定です。
  • ストリーミング系はというと、Netflix、Apple TV+、Disney+などからたくさんオリジナル作品が出るようですが、公開されてから話題になるか、はたまた1週間で消えていってしまうものかがわかるので、少し待つことにしましょう。

映画館へ人は戻ってくる?

映画館へ足を運ぶ人が少なくなってきた理由はたくさんあります。もちろんコロナウイルスもそうですし、コロナ禍が終わってからも外出をあまりしなくなる習慣がついたこと、映画のチケットが高くなったことも理由かもしれません。2023年も同じような動向だろうと考える人が多いでしょう。でも、2023年はちょっと変わってくるような気がしています。有名なシリーズもの、フランチャイズ映画の続編、有名監督などの映画が目白押しです。そういった映画が人を映画館に呼び戻してくれるのではないかなと予想しています。

チェックすべき業界人は?

  • ボブ・アイガー:ウォルト・ディズニー・カンパニーの取締役会長兼会長。2023年、ディズニー映画に関してどんな決定をしていくか注目です。
  • ジェームズ・ガン:「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3」がどんな感じになるのかという期待もありますし、新設される「DCスタジオ」の共同会長兼CEOに就任、DC映画を作ることになっています。
  • フィル・ロードクリス・ミラー: アカデミー長編アニメ映画賞を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』を制作したプロデューサーデュオである2人。スパイダーバース作品を2つ制作中とのこと。
  • パティ・ジェンキンス: 『ワンダーウーマン3』の監督はしないとのことですが、『スターウォーズ』のスピンオフ映画の監督としてすでに雇われているようです。

チェックすべき映画会社は?

  • ウォルト・ディズニー・カンパニー :巨大映画会社ですからね、チェックするのは当たり前です。ディスニー系の映画だけでなく、マーベル、ルーカスフィルム、ピクサー、Huluもこの会社の傘下。
  • Netflix :家で見る映画といえばNetflixですね。世界で一番大きいストリーミング会社となりました。映画やドラマだけでなく、いろいろおもしろいことに取り組んでいるので引き続き注目です。
  • パラマウント・ピクチャーズ :数年前、歴史あるこの会社は落下の一方でした。ヒット作はなし、フランチャイズ映画もなし。でも、それが変わったのが2022年。『トップガン マーヴェリック』のおかげです。2023年もこの勢いで昔のような力を見せてもらいたいです。

2023年の映画はどうなる?

今年もまたトップ10興行収入の映画は、やっぱりマーベルなどのフランチャイズ映画が入ってくる年になりそうですが、もしかしたらNetflix制作映画などがアカデミー賞に食い込んでくる作品を出してくる可能性もありますね。1年間、どんな映画が出てくるのか楽しみです。

『インディ・ジョーンズ』が来年の新作でラストに?

来年6月30日公開の『インディ・ジョーンズ5』はシリーズ最終作になる模様。

https://www.gizmodo.jp/2022/11/indiana-jones-5-will-be-the-final-film-in-the-series.html