レジ横にあったら、買っちゃうな。
Asus、Logitech、ソニーなどの企業が携帯ゲーム機の限界に挑戦し続ける一方、(ソニーは8インチのPS5リモートプレイ用携帯ゲーム機を開発してるらしい!)、小型化を極めようとする企業もあります。
数年前から携帯型エミュレーション機器を製造している中国の企業、Anbernic社もそのひとつで、先日発表された最新作はRG Nanoはトランプカードよりも小さいのに膨大な数のレトロゲームをプレイできるAnbernic史上最小の携帯エミュレータになっています。
ウワサされていた極小ハードが出た
米GizmodoではAnbernic社の製品を長年レビューしてきましたが、同社の品質と性能は年々向上しており、今や任天堂など大手のハードウェアに匹敵するまでに成長しています。正直、もはや感動レベルです。
最近チェックしたのはRG35XXという任天堂のゲームボーイを彷彿とさせるデバイスで、モダンなカラー画面で膨大な数のクラシックゲームをプレイできると話題になりました。
コンパクトなRG35XXには子ども時代のレトロなノスタルジーがたっぷり詰まっていましたが、実はここ数週間、Anbernic社に関して「もっと小さなハードウェアが出るのでは?」といった噂やリークが飛び交っていました。
同社はYouTubeチャンネル上で最新機種のRG Nanoを初公開しました。 まだ詳細や仕様は明らかにされていません。
動画で確認できた機能たち
動画で確認できる新機能としては、腕時計代わりにキーホルダーにぶら下げたくなる「オフライン時計機能」やmicroSDスロット、ロスレスHiFi音質対応のメディアプレーヤーなどを搭載。縦わずか2.7インチのコンパクトボディですが、プラスチック製ではなく「質感のあるアルミ合金」を採用しています。
専用のイヤホンジャックはありませんが、上部にUSB-C充電ポートがついているので、USB-Cアダプター経由でイヤホンを使用することは可能。操作は十字キーとボタン4つ、L・Rキーのみ。アナログのジョイスティックなどはなく、これで16ビット以上のゲームをプレイするとどんなパフォーマンスになるのか、大体想像できちゃう感じです。
快適にプレイできるゲームは?
これでどんなゲームが遊べるのか、それを決めるのはAnbernicが採用したプロセッサ(まだどれかはわかりませんが)ではなく、アスペクト比1:1に近いと思われるスクリーンでしょう。
ゲームボーイやゲームボーイカラー、ファミコン、セガ、スーパーファミコン、ジェネシスなど、古いハード向けソフトなら問題ありませんが、ゲームボーイアドバンスは画面の縦横比が広くなるので、RG Nanoで遊ぶと上下に枠ができて煩わしいかもしれません。そもそも小さい画面がさらに小さくなって、理想の使用感から離れてしまうかも。
価格は未定ですが、RG35XXよりも処理能力が低いと仮定すると、前作より(65ドル)よりもはるかに低い価格設定になると思われ、「それなら買っちゃおうかな…」と財布の紐が緩くなる恐れがあります! (私を含め)衝動買いにはご注意を。